論説・コラム
2025年2月21日[1面]
あと1カ月もすれば就職や入学、転勤など新生活の春がやってくる。今の家から引っ越しされる方も多かろう。例年だと3月の引っ越し件数は通常月の倍に増えるそうだ▼この春は3月8日から4月6日にかけて集中するという。来月からの引っ越しシーズンを前に、国土交通省が民間企業などに対し、引っ越し時期の分散につながる取り組みを検討するよう呼び掛けている▼今年はいわゆる「2024年問題」を背景に、ドライバー不足に伴…
2025年2月21日[2面]
土木学会/24年度インフラメンテ賞の受賞者決定、5部門43件に栄誉
土木学会(佐々木葉会長)は20日、2024年度「インフラメンテナンス賞」の受賞者を発表した。同賞はインフラ維持管理で優れたプロジェクトや先進的な技術、功績のあった個人や企業・団体、優秀な論文などを顕彰。21年度に創設し今回で4回目となる。 応募があった80件・編の中から5部門で43件・編を決定した。27日に東京都新宿区の同学会講堂で表彰式を開く。 受賞の内訳は▽プロジェクト賞6件▽チャレンジ…
2025年2月21日[16面]
建築へ/古谷誠章早稲田大学教授、「建築が人々に引き合わすもの」テーマに最終講義
◇学生と共に活動・挑戦できたことが幸運 建築家の古谷誠章氏(早稲田大学教授)は、大学での研究と設計の実務を車の両輪に活動し続けてきた。1月18日に東京都新宿区の大隈記念講堂で行った最終講義のテーマは「建築が人々に引き合わすもの」。教育者、実務者として多岐にわたる活動を振り返りながら、建築に込めた思いを語った。 ◆使われてこそ生きる 古谷氏はテーマについて「建築がいろいろな人に出会わせてくれ…
2025年2月20日[2面]
都道府県の25年度予算案/31都府県で投資的経費増加、防災・減災対策を強化
都道府県の2025年度予算案が19日に出そろった。普通建設事業費などを含む投資的経費は31都府県で24年度(当初予算ベース、一部補正後)を上回った。学校校舎をはじめとした公共施設の更新や防災・減災対策を強化する地方自治体が多かった。山形県は24年7月の大雨被害に伴う復旧費が膨らんだ。石川県は能登半島地震や豪雨被害からの復旧・復興に約3200億円を投じる。 石川県と熊本県は24年度が骨格予算だっ…
2025年2月20日[12面]
スコープ/茨城大学と日立建機が教育や研究開発で連携、地域発展にも貢献
日立建機が教育・研究機関との連携を加速する。茨城大学と人材育成や研究開発などで相互協力する包括連携協定を3日に締結。共同研究をはじめさまざまな連携を通じ、顧客に寄り添う革新的なソリューションの創出に向け新たな技術を探索する。同社が教育・研究機関と包括連携協定を結ぶのは初めて。茨城県内に拠点を置く企業と大学のオープンイノベーションにより、社会価値の創出や地域の発展に貢献する。 両者は同日、水戸市…
2025年2月19日[1面]
実家から送られてきた大きな箱を開けると、地元の野菜や米が入っていた。いつも大変にありがたく、親にとっては返礼の電話でこちらの近況を聞けるのが何よりうれしいようだ▼葉物野菜を中心に軒並み値段が高くなっている。米価は顕著で、昨年に比べて倍の値を付けるスーパーも少なくない。新聞や雑誌の見出しには〈令和の米騒動〉の文字が躍る▼米価高騰は需要が供給量を上回っているのが要因とされ、昨夏の猛暑で収穫量が減少し…
2025年2月18日[1面]
少子高齢化で過疎化が深刻化する中、地域のにぎわいを取り戻す街づくりで建設会社が大きな役割を果たしている▼浜松市の都田建設が北欧の暮らしを核とした街づくり「ドロフィーズ」を展開中だ。地元・都田町には目…
2025年2月18日[14面]
スコープ/新大宮上尾道路整備で大深度に橋梁基礎構築、施工は清水建設
国土交通省関東地方整備局が埼玉県内で整備を進めている高架式の自動車専用道路「新大宮上尾道路」のうち、施工条件が厳しい区間で工事の最盛期を迎えている。国道16、17号が交差する「宮前地区」(さいたま市…
2025年2月17日[1面]
英語で中部地方を意味する「central(セントラル)」と、空港の「airport(エアポート)」を組み合わせた造語「セントレア」。2005年に開港した中部国際空港(愛知県常滑市)の愛称であり、全国…
2025年2月14日[1面]
イタリア北部で行われるミラノ・コルティナ冬季五輪の開幕まで1年を切った。同国で4度目、ミラノで初となる大会は来年2月6~22日の17日間、新競技の山岳スキーを含む8競技116種目が予定されている▼近…