論説・コラム
2025年1月22日[1面]
会社の机を整理し、数年前に取材でお世話になった広報担当者からいただいた手紙を見つけた。記事掲載に対するお礼の言葉がつづられてあり、その丁寧な字を目で追うと取材のことなど当時の記憶がよみがえる▼パソコン(PC)やスマートフォンの普及で字を書くことが少なくなっている。ノートPCで取材メモを取る機会も増えたとはいえ、記者としてとっさの時に簡単な漢字も出てこず書けなくなっては情けないと、新しいボールペン…
2025年1月21日[1面]
今春の進学に向け受験シーズンが本格化してきた。この土日に行われた大学入学共通テストの志願者数は約49万5100人と前年から約3200人増えた。テスト結果は国公私立大など838校で利用されるという▼今回は新たな学習指導要領を受け、グラフ・表のデータ活用やプログラミングなどの知識を問う「情報」を初めて実施。出題教科・科目も6教科30科目から7教科21科目に再編した▼さまざまな課題や社会的背景を踏まえ…
2025年1月21日[10面]
2024年度東北地域づくり講演会/東日本大震災から考える創造的復興とまちづくり
大規模災害の復旧・復興過程で得られた教訓や課題を共有し、次代のまちづくりにどうつなげていくか--。過去の学びを災害への備えや防災力の強化に生かそうと、東北地域づくり協会(渥美雅裕理事長)が2024年11月22日に仙台市内で講演会を開いた。テーマは「東日本大震災から考える創造的復興とまちづくり」。宮城県南三陸町の佐藤仁町長と、都市・交通計画や社会基盤計画学が専門の南正昭岩手大学理工学部教授が講師を…
2025年1月20日[1面]
世間には面白い川柳コンテストがあるもので、松山市水産市場運営協議会が隔年で募集していた「魚嫌い川柳」もその一つだろう。魚に興味を持ってもらおうと2022年度までに7回実施され、「魚の食わず嫌い」などをテーマとするユニークな作品が毎回寄せられてきた▼第6回ジュニアの部佳作に好きな句がある。〈焼き魚骨を取るのに骨折れる〉(うのさん)。魚を食べない理由に「骨を取るのが面倒」を挙げる人も多く、作者のセン…
2025年1月17日[1面]
阪神・淡路大震災から30年/教訓や対策の蓄積を次世代に、建設業の応災力さらに強化
1995年1月17日に起きた阪神・淡路大震災から30年。インフラや住宅・建築物の甚大な被害から、構造物の技術基準の見直しや耐震強化といったさまざまな対策が講じられてきた。それでも1年前の能登半島地震…
2025年1月17日[1面]
13日午後9時過ぎに宮崎県沖の日向灘を震源とする地震の発生に緊張が走った。日向灘では昨年8月にマグニチュード(M)7・1の地震が発生したばかり。南海トラフ地震が起きる前兆かと肝を冷やした方も多いだろ…
2025年1月16日[1面]
この前の3連休に「初売り」を行った港の朝市が大勢の人でにぎわっていた。マグロが看板の地域であり、冷凍マグロ一本が当たる恒例の大抽選会が今年も催された▼景品は、遠洋のはえ縄漁で捕ってすぐに急速冷凍され…
2025年1月16日[10面]
スコープ/田中水力が新設・更新で増加続く小水力発電、設計からメンテまで一貫提供
再生可能エネルギーのうち、設備利用率が60~70%と高く、ベースロード電源としての役割が期待されている小水力発電。田中水力(神奈川県厚木市、梅村賢二社長)は1932年の創業以来、小水力発電一筋で事業…
2025年1月15日[1面]
大相撲人気が再燃している。チケットは2023年九州場所12日目から今年の初場所千秋楽まで連続完売中。若貴ブームで666日間の満員御礼が続いた平成初期の記録更新が期待される▼日本相撲協会は「相撲好き女…
2025年1月14日[1面]
神戸のメリケン波止場は1860年代に第三波止場として造られた。一説では近くに米国領事館があり、当時の人々が「アメリカ」を「メリケン」と聞き間違えて波止場の名称になったという▼時代は移り変わり、198…