論説・コラム


2024年10月31日[1面]

回転窓/季節に合わせた服装

 ようやく秋らしい気候に変わり、東京都心では25・1度を観測した24日が今年最後の夏日(25度以上)になりそう。今年153回目、今月14回目の夏日で、1875年の統計開始以来、年間、月別ともに最多記録を更新した▼10月に入っても通勤でノージャケット・ノーネクタイという夏スタイルの人たちが目立った。朝晩少しずつ涼しくなり、日中との気温差からどんな服装にするのか迷う方も多かったに違いない▼今夏は各地で…

2024年10月30日[1面]

回転窓/森林と都市の共生社会を

 地球温暖化防止の目標実現に厳しい現実が突き付けられたと言えよう。各国が策定した2030年の温室効果ガス排出削減目標を達成しても、世界全体の排出量は19年比5・9%の削減にとどまると、国連気候変動枠組み条約事務局が28日報告した▼気候変動対策の国際枠組み「パリ協定」に基づき、産業革命前からの気温上昇を1・5度に抑える目標実現には30年までに19年比43%の削減が必要とされる。今回の報告とは大きな開…

2024年10月29日[1面]

回転窓/「経国済民」の成長シナリオ

 政治の安定なくして経済の発展はない--。東日本大震災後に本紙で企画したインタビュー連載「国のかたちを考える」シリーズで、2011年12月19日付の紙面に登場したコマツ会長で経団連副会長を務めた坂根正弘氏(肩書は当時)の言葉だ▼09年8月の衆院選で政権交代を果たした当時の政党は「コンクリートから人へ」をスローガンに掲げ、それまでの政策路線を大きく転換した。建設業など多分野に影響が広がる中で大地震が…

2024年10月28日[1面]

回転窓/漬け物文化の継承

 食材や漬け方などによって種類豊富な漬物は、世界に目を向けると数千年の歴史があるという▼古代中国では万里の長城を築くのに酢漬けの野菜が作業員たちを支えたらしい。欧州でも酢とハチミツに漬けて塩を振ったキャベツほど、消化不良に効くものはないとするローマ時代の記述が残る。そうした古くから重宝されてきた漬物の歴史は『「食」の図書館 ピクルスと漬け物の歴史』(ジャン・デイヴィソン著、甲斐理恵子訳、原書房)に…

2024年10月25日[1面]

回転窓/今こそ下支えの時期

 帝国データバンクが生鮮食料品や光熱費などの全国平均価格を踏まえて指数化した「カレーライス物価」を発表している。生鮮食品などの値上げによる食卓への影響を調べるもの。10日に発表した8月調査では5カ月連続で最高値を更新し348円となった▼物価高は企業業績にも暗い影を落とす。同社がまとめた2024年度上半期(4~9月期)の倒産件数は、前年同期比18・6%増の4990件。このうち物価高倒産は472件で過…

2024年10月24日[1面]

回転窓/東京メトロが上場

 東京メトロの銀座線は1927年、浅草~上野間で東洋初の地下鉄として開業した。それから90余年、地下鉄は通勤通学や観光なども含めた都市の日常に欠かせない交通手段となっている。国土交通省の公表資料によると、東京の地下鉄利用者数(2019年時点)は1日平均約1038万人と世界トップクラス▼以前に利用した仏パリの地下鉄は薄暗く、どこか安心できない雰囲気だった。これに比べて日本の地下鉄は駅構内や車内が明る…

2024年10月24日[12面]

防災・減災/御嶽山噴火から10年-続く活火山との共生、登山者や地域の営み守る 

 長野県と岐阜県にまたがる御嶽山(3067メートル)の山頂に至る登山道の通行期間が16日正午で終了した。戦後最悪の火山災害となった2014年9月27日の噴火によって、地獄谷火口付近はおおむね500メートル以内の立ち入り規制が続くものの、今年は7月1日午前8時から、王滝頂上や剣ケ峰に至る登山道の規制が緩和されていた。噴火から10年。避難用シェルターの設置といったハード対策が施された山頂や登山道は、今…

2024年10月23日[1面]

回転窓/ぐりぐらのような絵本をずっと

 青と赤の帽子をかぶった双子の野ねずみが活躍する絵本シリーズの「ぐりとぐら」。食事の大切さや仲間をいたわる気持ちなどを教えてくれ、「ぐりぐら」の愛称で多くの人たちに読み継がれてきた▼その作者の中川李枝子さんが先週亡くなられた。作品の発表は1963年。挿絵を担当した妹の山脇百合子さんは一昨年に他界され、相次ぐ訃報に悲しみに暮れる方もおられよう。子どもたちに読み聞かせる代表作品の一つとも言え、幼少期の…

2024年10月22日[1面]

回転窓/鳥取の元気なお年寄り

 スポーツや芸術の秋。若者らに負けまいと、高齢者を中心としたイベントも各地で行われている▼主に60歳以上の人たちのスポーツと文化の祭典「全国健康福祉祭(愛称=ねんりんピック)」が鳥取県で開催中だ。交流大会ではテニスやサッカー、ゲートボール、囲碁、将棋、健康マージャンなど計29種目を実施。会期の22日まで県内外から集まった選手らが競技やイベントを通して交流を深めている▼数ある競技で目を引いたのは、初…

2024年10月22日[10面]

スコープ/パリ・パラリンピックで歓喜の金メダル、活躍した2選手を紹介

 2024年パリ・パラリンピックで、日本選手団は個人と団体合わせ参加国・地域別で10番目に多い14個の金メダルを獲得した。車いすテニス女子ダブルスの田中愛美選手は長谷工コーポレーション、ゴールボール男子の佐野優人選手は日本国土開発に所属。会社から温かい応援や手厚いサポートを受け期待に応えた両選手の活躍を振り返り、さらなる活躍や競技の普及などに向けた今後の活動を展望する。  □車いすテニス女子ダブル…

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