論説・コラム


2024年8月21日[1面]

回転窓/政策論に焦点を

 2024年は世界的な選挙イヤーであり、国際情勢に大きな影響を及ぼす国で首脳を決める選挙が相次ぎ行われている▼そうした選挙は日本にとって対岸の火事ではない。結果次第では経済停滞を招いたり安全保障を脅かしたりする可能性も。中でも注目されるのが11月の米大統領選だろう▼ハリス副大統領とトランプ前大統領が激しく火花を散らしている。ハリス氏は生活必需品の値下げや住宅建設への税制優遇を柱とする経済政策を発表…

2024年8月20日[1面]

回転窓/日常と有事のバランス

 地震や台風などの天災により、楽しみにしていた夏休みの予定を急きょ変更した方も多かろう。交通機関の計画運休のほか、海水浴場の閉鎖やイベント中止など多方面に影響が拡大。万が一に備えた安全最優先の対応では致し方ない▼宮崎県沖の日向灘を震源とする8日の地震を受け、政府は南海トラフ地震の「臨時情報(巨大地震注意)」を初めて発表。茨城から沖縄までの29都府県707市町村を対象に、大規模地震の発生に注意しなが…

2024年8月19日[1面]

回転窓/記憶に残る写真

 きょう8月19日は「世界写真の日」--。185年前(1839年)のこの日、フランス・パリで新しい写真の技法「ダゲレオタイプ」が初めて公開された▼世界初の実用的な写真技法であり、日本語で銀板写真と呼ばれる。発明者はL.J.M.ダゲール。その教本は同国内外で出版されて大ベストセラーになったという(『完訳 ダゲレオタイプ教本』中崎昌雄=解説・訳、1998年)▼先週11日までパリを舞台に2024年夏季五…

2024年8月9日[1面]

回転窓/本当の声はどれ?

 国土交通省が民間工事に焦点を当てて行った2023年度の「適正な工期設定等による働き方改革の推進に関する調査結果」(1月1日時点)が興味深い。規制強化前だが、時間外労働の上限規制で原則とされる月45時間・年360時間を超過する技術者がいる企業が36%を占めた▼長時間労働が当たり前だった時代に比べると、3分の2が規定内であることに隔世の感がある。だが若者からすればとんでもないことかも。どちらに合わせ…

2024年8月8日[1面]

回転窓/適正価格に向けて

 近所のスーパーに2024年産の新米が並びだした。早場米として出荷されたものだが、驚いたのはその価格。昨夏の猛暑による生産不振で値上がりした流れは収まらず、しばらく購入を見送ることにした▼農林水産省によると、6月までの1年間の主食用コメ需要は前年から11万トン増の702万トン。近年の人口減少や食の多様化などでコメの需要量は右肩下がりだったが、10年ぶりに増加へ転じた▼おすしなど和食を楽しむインバウ…

2024年8月7日[1面]

回転窓/10年後の笑顔を守る議論

 夏でも内陸ほど気温が高くならないといわれる海沿いだが、やはり今年の暑さは桁違いのよう。近所の少年野球チーム関係者に聞くと、先日行った海辺の夏合宿ではノックの本数を減らすなど、普段にも増して安全第一の練習内容に変更したという▼合宿中は練習だけでなく、レクリエーションもあり楽しい数日を過ごしたのだとか。仲間と思い出を増やして帰ってきた子どもたちの笑顔は、保護者にはきっと輝いて見えたことだろう▼小学校…

2024年8月6日[1面]

回転窓/夜のセミしぐれ

 〈庭の木にらんぷとゞいて夜の蝉(せみ)〉(正岡子規)。最近、最寄り駅の改札を抜けると、夜中でもセミの大合唱に出迎えられる。駅ホームを照らす電灯の明かりに加え、連日の猛暑で夜も気温が下がらず、セミも昼間と勘違いしているようだ▼国内には約30種類のセミが生息するそう。それぞれ地域差はあるが、羽化して地上で鳴き始める時期は4月下旬のハルゼミ等を除き、大半は6月下旬から7月にかけて。ツクツクボウシは10…

2024年8月5日[1面]

回転窓/楽しみな川柳コンテスト

 図書館の運営受託を手がけるキャリアパワー(京都市)が毎年、「私の図書館(本)」と題した川柳コンテストを開催している。これまでの受賞・入選句をみると、笑いのツボにはまる作品が多くて楽しめる▼2019年の第1回最優秀作品は「わあショック 真犯人を 囲う丸」。推理小説を読み進めている途中で、まだ分からない真犯人の名前が丸で囲まれていたら…。思わず笑ってしまう句だが、現実なら迷惑にもほどがあろう▼実際に…

2024年8月2日[1面]

回転窓/楽しむために能登半島へ

 8月に入りお盆休みが近づいてきた。山や海などへと出掛ける計画を立てている人も多かろう▼阪急交通社が「今、行ける能登」と銘打った能登半島への復興応援ツアーを始めた。「聖域の岬」として知られる奥能登最先端の珠洲岬などをめぐり、豊かな自然景観や食を楽しんでもらう▼「行けない能登も正直ある。でも輪島や珠洲で営業できる場所がある。奥能登全部が駄目なわけではない」。石川県の馳浩知事は先月30日の会見でこう訴…

2024年8月2日[16面]

建築へ/第1回東京建築祭が大盛況、倉方俊輔実行委員長に聞く

 ◇ファンら集う一大イベントに  東京の多彩な建築を幅広い人に楽しんでもらい、建築を身近にしていく--。そうした思いから東京都心部にある建築を特別公開するイベント「東京建築祭」が、今年スタートした。無料公開や有識者が案内する有料ガイドツアーなど多彩なメニューを用意。5月に実施したメインイベントでは延べ約6.5万人が参加し、パンフレットを手にしながら名建築を巡る人たちが列を連ねた。年に一度、東京の建…

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