技術・商品


2024年12月20日[3面]

鹿島/CSG締め固め品質管理新手法を成瀬ダムで導入、人員7割削減

 鹿島は、現場発生土材(石や砂れき)やセメント、水などを混合した材料「CSG」で打設したコンクリートの締め固め品質を管理する手法「Geo-DX Compaction」を開発した。地盤の電気抵抗を利用し現場密度(土木工事現場の土の密度)を算出する。盛り土の締め固め管理で行う「現場密度試験」の業務を省力化し、品質管理人員を7割削減。広域で面的な現場密度をリアルタイムにデータ取得できる。  同手法は四つ…

2024年12月18日[3面]

竹中工務店、鹿島ら/資材自動運搬ロボ共同開発へ、25年4月実用化めざす

 竹中工務店と鹿島、アクティオの3社が、建設現場の資材を自動で運ぶロボットを共同開発している。高層建物の工事現場で、中層部に運ばれた資材を高層部へと自動で運搬。平均10人程度が必要な搬送作業を、ロボット運行者など2人で完了できるようにする。作業員が専門的な作業に従事できる時間を増やし、施工効率を高める。現場で実証を重ね、2025年4月の実用化を目指す。  ロボットは作業員が少ない休憩時間や夜間の運…

2024年12月17日[3面]

大林組ら/冷温水パネルの熱伝導と放射熱を用いた超局所冷暖房開発

 大林組らは、冷温水パネルの熱伝導と放射熱を利用した超局所冷暖房システム「Comfy TOUCH(コンフィタッチ)」を開発した。ベンチなどの家具や床に取り付けた冷温水パネルに、30度程度に温度調節され…

2024年12月11日[3面]

大林組ら/バイオ燃料を建設現場で実証、調達~メンテナンスのプロセス検証

 大林組らは、廃食油や廃動植物油などを原料とするバイオ燃料「リニューアブルディーゼル(RD)」を一部の建設現場で使用する実証実験を11月に始めた。出光興産が海外から調達したRDを油圧ショベルの燃料とし…

2024年12月10日[3面]

竹中工務店/鉛フリー放射線遮へいボードで耐火認定取得、壁厚減らし設計自由度向上

 竹中工務店は鉛を用いない放射線遮へいボードを対象に、耐火間仕切り壁としての1時間の国土交通大臣認定を取得した。病院の検査室や原子力分野、研究施設などへの適用を想定。リサイクル性に優れるとともに、従来…

2024年12月9日[3面]

建設技術研究所/土砂災害切迫時の自治体判断を補助、地域ごとの危険度通知

 建設技術研究所は、土砂災害が迫った時に市町村の判断を補助する土砂災害危険度情報システム「どしゃキジ」を開発した。地域ごとの地形や地質をAIが分類。雨が降った際に崖崩れなどが起きる可能性を過去の災害と…

2024年12月6日[3面]

大成建設/建築物改修後の省エネ性能を事前評価、ZEB化可能性を短期間で診断

 大成建設は既存建築物改修後の省エネ性能を設計前段階で評価し、リニューアルによるZEB化の可能性を短期間で診断するツールを開発した。同社がZEBプランナーとしてツールを活用し、改修する既存建築物の形状…

2024年12月5日[3面]

熊谷組ら/コンクリ流量調整バルブを開発、山岳トンネルで覆工の連続同時打設を実現

 熊谷組らは4日、山岳トンネルの覆工コンクリート施工時に左右へのコンクリート供給量を制御し、連続して同時打設できる油圧式流量調整バルブを開発したと発表した。配管の切り替えにかかる時間を減らし、コンクリ…

2024年12月3日[3面]

大林組ら/自動火薬装填システムを現場実証、遠隔での発破に成功

 大林組と新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)、慶応大学の3者は2日、山岳トンネルの「自動火薬装填(そうてん)システム」を現場で実証し、遠隔での発破に成功したと発表した。触覚を再現する技術を…

2024年11月28日[1面]

フジタら/バイオ炭でCO2固定の歩道用舗装材開発、材料由来の排出量実質ゼロに

 フジタとトクヤマは、セメントなど材料由来の温室効果ガス排出量を実質ゼロとした環境配慮型の歩道用舗装材「バイオ炭インターロッキングブロック」を開発した。木質バイオマスガス化発電の副産物である炭をコンク…

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