技術・商品
2025年3月19日[3面]
大成建設/複数台自動化建機を協働運転、ダム現場で無人化施工実証
大成建設は同社が開発したリジッドダンプ自動運転技術と施工管理支援基盤システムを連携し、複数台の自動化建設機械の協調運転による無人化施工を現場実証した。国土交通省東北地方整備局が発注した「成瀬ダム原石山採取工事」(秋田県東成瀬村)の現場を対象に、同省がi-Construction2・0で提唱する施工やデータ連携、施工管理をオートメーション化する観点から、現場での有効性を確認した。 現場では、同社…
2025年3月18日[3面]
産総研、清水建設/汎用熱交換器で水素高速吸蔵、高性能・低コスト化を実現
産業技術総合研究所(産総研)と清水建設は、汎用(はんよう)の熱交換器と独自の拡散構造で高速吸蔵が可能な「水素吸蔵合金タンク」を開発した。空調機器などに使う汎用の熱交換器を転用。熱媒シミュレーションの技術で熱媒流路を制御し、汎用の熱交換器でも水素の吸蔵と放出の熱管理を可能にした。タンク内は水素を面的に導入する水素拡散板を採用して高速の充填や放出を実現。高性能化と低コスト化を両立させ、持続可能なクリ…
2025年3月17日[3面]
鉄建建設/高架橋建設にPCa部材採用、最短5日で1ブロック構築
鉄建建設が東京都品川区で施工中の「東京貨物ターミナル改良工事」で、プレキャスト(PCa)部材を採用した高架橋の建設を進めている。構造物のフルPCa化に加え、柱と梁の架設を効率化する新たな工法を導入。…
2025年3月14日[3面]
東急建設、東京都市大学/建築現場で人協調型ロボ実装、竣工後もサービス支援
東急建設と東京都市大学は、建築物に適用する「人協調型ロボティクスの社会実装技術開発」の共同研究に乗りだす。人とロボット建物が連携し、建築現場の作業や竣工後のさまざまなサービスを支援するロボットが動作…
2025年3月14日[10面]
森長組/大型振動式杭打ち機を導入、起振力は国内最大・工期短縮に貢献
森長組は主力の海洋土木分野で優位性を確立するため、桟橋などの基礎工事に必要な鋼管杭打設が効率化できる大型振動式杭打ち機(バイブロハンマー)を導入した。油圧式で最大起振力は国内最大の6150キロニュー…
2025年3月13日[3面]
鹿島ら/大気中CO2活用しコンクリ製造に成功、大阪・関西万博に舗装ブロック導入
鹿島と川崎重工業は、大気中の二酸化炭素(CO2)を吸収・固定するコンクリートの製造に成功した。1日5キロ以上のCO2を99%以上の高純度で回収できるCO2分離・回収装置と、コンクリートにCO2を吸収…
2025年3月11日[3面]
大成建設/トンネル坑内で10tダンプ自動運転、位置情報取得技術を高度化
大成建設はGNSS(全球測位衛星システム)の電波が届かないトンネル坑内で、掘削土砂を搬出する10トン積みダンプトラックの自動運転を実用速度(時速20キロ)で実証した。車両に搭載したセンシング装置の計…
2025年3月6日[3面]
西松建設ら/床版撤去を高速施工、自動水圧制御で作業時間15%短縮
西松建設とコンクリートコーリング(東京都練馬区、小澤純社長)は、橋梁に合成桁形式で設置された床版の取り換えをさらに高速施工する「自動水圧制御システム」を共同開発した。従来の板ジャッキで床版を切断、撤…
2025年3月5日[3面]
清水建設、東洋アルミ/コンクリート型枠の超撥水剤を外販、気泡や色むら抑制
清水建設と東洋アルミニウムは、コンクリート型枠の表面に塗って水をはじく「超撥水(はっすい)剤」の外部向けの販売を開始した。杉板型枠の表面に微細な凹凸形状をつくり、撥水性能を付与する。打ち放しコンクリ…
2025年3月3日[3面]
NTT、鹿島ら/手術の遠隔支援を実証、大容量・高速通信技術を活用
NTT、鹿島ら5者は通信容量が大きく遅延も少ない「IOWN APN接続」を使い、青森県津軽地方の約30キロ離れた2カ所の病院間で手術を遠隔支援する技術を実証した。オールフォトニクスネットワーク(AP…