技術・商品


2024年7月16日[3面]

前田建設、前田製作所/導水路トンネルの吹き付け・ならしを自動化する台車を開発

 前田建設と前田製作所は水力発電所の断面が小さい導水路トンネルの補修・更新工事向けに、補修材のポリマーセメントモルタル(PCM)を吹き付け、ならす作業までを自動化した施工台車を共同開発した。大型機械の導入が難しい狭い空間で施工の省人化を図りつつ、安全性を高める。茨城県取手市の前田建設ICI総合センターで実大規模の模擬トンネルを使った実証試験を行い、実用性を確かめた。  「吹き付け・左官自動施工台車…

2024年7月12日[1面]

清水建設/脱炭素型レジンコンクリ開発、福岡市内の道路工事現場で初適用

 清水建設は二酸化炭素(CO2)の実質排出量がマイナスになるカーボンネガティブのレジンコンクリートを開発し、福岡市内の道路工事現場に初適用した。残コンから排出したスラッジを乾燥させ、大気中のCO2を吸収。固形物にしたスラッジを粉末状にしたリサイクル石灰をレジンコンクリに混ぜ合わせて、カーボンネガティブを実現した。普通コンクリに比べせん断強度や耐塩害性などで上回るレジンコンクリの優位性がさらに高まる…

2024年7月11日[3面]

鹿島/山岳トンネル工事でずり出しを自動化・無人化、飛躍的に安全性向上

 鹿島は山岳トンネル工事の「ずり出し」作業の自動化に成功した。岐阜県飛騨市の神岡試験坑道で実証工事を実施。自動ホイールローダーによるずり(岩砕)のすくい取りから運搬、荷下ろしまでの一連作業を自動化。機体位置をリアルタイムで推定する「SLAM技術」を活用し、発破のたびに状況が変化するトンネル坑内で、計画経路とのズレを30センチ以内の精度で自動運転する。遠隔操縦のバックホウと連携することで、ずり出し時…

2024年7月11日[4面]

東京・千代田区/ペロブスカイト太陽電池実用化促進へ実証実験、YKKAPらと連携

 東京・千代田区はペロブスカイト太陽電池の実用化を促進するため、YKKAPらとともに実証実験を始める。同社は窓ガラスと一体となった太陽電池を開発。既存ビルで幅広く活用できる建材で、都市の脱炭素化に大きく貢献する見通しだ。実験ではトレーラーハウスに窓ガラスを取り付けて区内に設置し、データを収集。区有施設などへの導入の可能性を探る。  9日に連携協定を結んだ。協定には区と同社のほか、トレーラーハウスの…

2024年7月10日[3面]

清水建設ら/機械式定着鉄筋の適用範囲拡大、高強度化ニーズに対応

 清水建設は、第一高周波工業(東京都中央区、平山鋼太郎社長)と共同開発した機械式定着鉄筋「Tヘッド工法鉄筋」の適用範囲を高強度鉄筋にも広げる。Tヘッド工法鉄筋を軸方向鉄筋として使用する鉄筋母材の上限仕…

2024年7月9日[3面]

奥村組ら/PCaPC床版の新継ぎ手工法開発、100年相当の耐久性確保

 奥村組と昭和コンクリート工業(岐阜市、村瀬大一郎社長)は、橋梁に用いるプレキャスト・プレストレストコンクリート(PCaPC)床版の新しい継ぎ手工法を開発した。矩形状の特殊スパイラル筋「Zスパイラル筋…

2024年7月8日[3面]

ライト工業/落橋防止装置取り付け効率化、自動で削孔位置計測・図面作成

 ライト工業は、落橋防止装置の取り付け作業を効率化する技術を開発、実用化した。落橋防止装置取り付け用のアンカー削孔箇所を米アップルのiPhoneのカメラで写真撮影するだけで、自動で削孔位置を計測し図面…

2024年7月5日[3面]

建設技術研究所/ダム包括的民間委託を積極展開、安全・安定的な管理に貢献

 建設技術研究所が、「ダム包括的民間委託」の事業スキームの試行・導入検討に力を入れている。ダム操作支援や各種点検、維持工事設計などのダム管理全般を民間企業が包括的に行う試み。管理方式には常駐型と半常駐…

2024年7月4日[3面]

大成建設/建物の再エネ利用最適化へ新システム開発、計画立案や余剰電力配分

 大成建設は3日、建築物の再生可能エネルギー利用を最適化・最大化するエネルギー需給一体型管理システム「T-Green BEMS RE Optimizer」を開発したと発表した。建築物の電力需要量と再エ…

2024年7月4日[3面]

MetaMoJi/デジタル野帳に新機能、AI活用でコア業務機能大幅強化

 ソフトウエア開発や販売を手掛けるMetaMoJi(東京都港区、浮川和宣社長)は、デジタル野帳「eYACHO」に新機能を追加し、25日に提供を始める。AIなどを活用してコア業務を中心に大幅に機能強化。…

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