政府の2020年度一般会計予算は、102兆6580億円となり、8年連続で過去最高を更新した。最終年度となる「防災・減災、国土強靱化のための3か年緊急対策」（18～20年度）などで構成する特別計上枠「臨時・特別の措置」を設定。公共事業関係費は前年度を528億円下回る6兆8571億円（前年度比0.8％減）を計上。うち「臨時・特別の措置」は7902億円（7.1％減）。差額が通常分で、前年度を73億円上…

　福岡県宮若市の新庁舎が完成した。築６０年以上が経過した現庁舎に隣接した場所に、分散した機能を一つにまとめた。新庁舎に訪れる市民の利便性向上を図り、憩いの場としても利用してもらえるようにした。災害時には防災拠点として市民生活の安全安心を確保する役割も果たす。現場では生産性を向上させる最新技術を取り入れながら、コミュニケーションを重視して工事が進められた。 ■建築概要■ ■工事件名／宮若市新庁舎建設…

　水戸市に所在する建築設計事務所、エイプラス・デザインが創立25周年を迎えた。 　建築設計を主としながら、建築紛争のトラブル解決や街づくり企画提案など、引き出しは想像以上に大きく豊富だ。 　事務所を主宰する佐藤昌樹社長を一言で表すなら「飄々とした」人物像と綴りたくなるが、内側に秘められた建築と街づくりへの情熱には揺るがぬ意志があり、志を受けた社員たちが街と向き合っている。そのpotentialを紹…

　学校法人藤田学園（星長清隆理事長）が愛知県岡崎市に建設を進めていた「藤田医科大学岡崎医療センター」が完成し、７日に待望の開院を迎えた。患者目線に立った病院づくりを目指し、利便性と安全性が重視された医療環境を実現。西三河南部東医療圏の新たな拠点施設としての役割を担い、２４時間３６５日運用の二次救急医療をはじめ、大学病院の特徴を活かしながら地域に必要な医療を提供していく。設計は大林組名古屋支店一級建…

　３月３１日、国土交通省関東地方整備局が群馬県吾妻郡で進めていた八ツ場ダムの本体工事が完了した。同ダムは洪水調節、流水の正常な機能の維持、水道および工業用水の新たな確保と発電を目的とする多目的ダムで、１９４７年のカスリーン台風による利根川の洪水被害をきっかけに、１９５２年、治水事業の一環として計画された。計画発表から６８年を経て、今月から本格的運用が開始されている。 ■諸元■ ■位　置：群馬県吾妻…

　日本ＧＬＰが千葉県八千代市で開発を進めていた物流施設「ＧＬＰ八千代II」が完成した。首都圏への広域配送、千葉エリアへの地域配送の双方に適した好立地で、２０１６年から「ＧＬＰ八千代」を配送拠点として利用している靴・ファッション通販サイト運営のロコンドが、全棟を賃借する。設計、施工はＧＬＰ八千代と同じ、奥村組が担当した。 ■工事名称：GLP八千代IIプロジェクト ■建設地：千葉県八千代市緑が丘西8丁…

　ピーアンドディコンサルティングが埼玉県川越市で建設を進めてきた「Ｕ_ＰＬＡＣＥ」が完成した。施設は、行政機能、ホテル、クリニックモール、店舗、銀行、フィットネスなど六つの機能を有し、都市機能を集約。２階は６月８日の開業に合わせて駅のペデストリアンデッキと接続予定となっている。設計監理は梓設計・九段建築研究所JV、複合施設棟の施工は前田・岩堀・平岩JVが担当した。 ■工事名称：U_PLACE新築工…

　ナカノ商会が千葉県白井市で建設していた白井ロジスティクスセンターが完成した。同施設は国道１６号線沿いに立地。常磐自動車道と東関東自動車道へのアクセスが良好で、北総線小室駅から徒歩圏内となっている。サードパーティロジスティクス、サブリース、デベロップメント、第二種金商業の機能を融合させた新しいビジネスモデルとなることが期待される。設計、施工は大豊建設が担当した。 ■建築概要■ ■建物名称／白井ロジ…

　東京都港区で建設が進められていた気象庁虎ノ門庁舎（仮称）・港区立教育センターが完成した。ＰＦＩ方式を採用し国と港区の施設を一体整備することで効率化を図るとともに機能の向上を図ったものだ。防災気象情報の発信拠点として、また、子どもたちの夢を育むスポットとして大きな期待が寄せられている。設計を大成建設・梓設計ＪＶ、施工を大成建設が担当し、高い精度で竣工させた。東京、虎ノ門エリアにまた一つシンボルが誕…

　ヒューリックが進めてきた（仮称）王子富士ビル建替計画「ヒューリック王子ビル」が完成し、みずほ銀行、フィットネスクラブやクリニックモールなど入居テナントが順次オープンしている。複雑な敷地を超効率的に活用し、駅前の賑わいを演出する。設計を松田平田設計、施工を竹中工務店が担当した。 ■件　名：（仮称）王子富士ビル建替計画 ■建築主：ヒューリック株式会社 ■設計・監理：株式会社松田平田設計 ■施工者：株…