わたしたちの暮らしと密接に関わる社会資本。人口増加を前提とした社会システムの中で整備が進んだが、大きな変革期を迎えている社会・経済情勢に合わせた対応が必要だ。厳しい財政制約下にありながらも、膨大なインフラストックの計画的な更新や長寿命化、防災・減災・国土強靱（きょうじん）化のいっそうの充実、気候変動への対応など課題は山積しており、安全安心に暮らせる社会の実現に寄与する建設産業界への期待は大きい。…

　シーアールイー（亀山忠秀代表取締役社長）が、埼玉県上尾市に建設していた物流施設「ロジスクエア上尾」が完成し、４月２５日に竣工式を迎える。１フロアが約７０００ｍ２、１階北側に計１６台分のトラック接車バースを設け、複数テナントによる分割使用にも対応する。場内出入口は国道１７号新大宮上尾道路側と県道５１号線側に計２ヵ所のゲートを設け、トラック車両の各方面へのアクセス性も良好だ。設計・施工を鈴与建設が担…

　宮城県南三陸町が国道４５号沿いの志津川中央団地入り口で建設を進めていた「南三陸町生涯学習センター」が完成、２５日に開館する。公民館と図書館機能を備えた木造の複合施設で、構造材や仕上げ材、本棚など至る所に地元の南三陸町産杉を使った。施工は木造建築で数多くの実績を誇る山庄建設が担当。安全を第一に高品質・高精度な施工を追求し、全工期無事故・無災害で完成させた。 ■建築概要■ ■工事名／南三陸町生涯学習…

　リニア中央新幹線と北陸新幹線が乗り入れる新大阪駅周辺地域に関する産学官による議論がスタートした。「２０１９年近畿の大都市圏企画」では、関西経済連合会の神田彰理事のインタビューを通じて同周辺地域の展望を探ると共に、神戸市の三宮再整備プロジェクトや関西の再開発事業の現状を報告する。

　政府の２０１９年度一般会計予算は、１０１兆４５７１億円となり、７年連続で過去最高を更新した。当初段階で初めて１００兆円を超えた。全国で相次いだ大規模災害を踏まえ、昨年１２月に決定した「防災・減災、国土強靱（きょうじん）化のための３か年緊急対策」（１８～２０年度）などで構成する特別計上枠「臨時・特別の措置」を設定。公共事業関係費は前年度を９３１０億円上回る６兆９０９９億円（前年度比１５．６％増）を…

　大和ハウス工業が東京都府中市で開発を進めていたマルチテナント型物流施設「ＤＰＬ国立府中」が完成した。４５フィートコンテナ車対応のランプウェイ、倉庫と同一のフロアに併設された事務所など優れた利便性が特徴。立地的にも首都高速４号線新宿線に直結するほか東名・名神高速道路に接続可能な中央自動車道の国立府中インターチェンジに近接し、日本全国へのスピーディーな物流オペレーションを実現する。設計・監理、施工は…

　コーナン商事が建設を進めていた「ホームセンターコーナン西本町店」が完成した。オフィスやマンションが集積し、大阪メトロ本町駅などにも近い大阪市中心部でのホームセンター出店となり、中心部での店舗展開の先陣を切ることになる。同社他店舗と異なり、内装もクロス張りにするなどして質の高い店舗建築として整備。設計は南海総合設計。不二建設は大都市中心部特有の施工条件を読み込み高品質・高精度の店舗建築を完成させた…

　東急不動産が大阪市淀川区西中島５丁目３の７で建設を進めていた「（仮称）大阪市淀川区西中島五丁目計画新築工事」が完成した。施設は「コンフォートホテル新大阪」として１５日から営業を開始する。心地よくクリーンな環境で快適に宿泊できるホテルとして計画。ＪＲ西日本・ＪＲ東海・大阪メトロの新大阪駅から徒歩５分の立地にあり今後、リニア中央新幹線や北陸新幹線などが乗り入れ新幹線の拠点機能がさらに強化されると、宿…

　中日本高速道路株式会社が進めてきた東海北陸自動車道の高鷲インターチェンジ（ＩＣ）～ひるがの高原サービスエリア（ＳＡ）間延長約７キロの４車線化工事が完成し、３月２０日に供用を始めた。区間内に建設された「鷲見橋」（岐阜県郡上市）は橋脚高さが１２５メートルと日本で最も高い道路橋で、上・下部工の施工者である三井住友建設株式会社が自社で開発し、技術提案により採用された急速施工技術と合理化施工技術を駆使して…

　住友不動産が東京都渋谷区宇田川町で進めていた「住友不動産渋谷タワー」建設プロジェクトが完成した。オフィス（Ａｂｅｍａ　Ｔｏｗｅｒｓ）、住宅（ラ・トゥール渋谷宇田川）が一体となった複合ビルで、中間免震構造を採用して居住者の安全を守る。設計は久米設計、施工は西松建設が担当した。１１日竣工式を開き、ビルの完成を祝う。 ■建築概要■ ■建物名称：住友不動産渋谷タワー ■工事件名：（仮称）渋谷区宇田川町計…