日本建築構造技術者協会（JSCA）は、1981年に構造家懇談会として発足し、その後社団法人となってから今年で30周年を迎えた。昭和、平成、令和と三つの時代を歩み、一貫して日本の建築構造技術の発展に努めてきた。「次の30年はさらに変化が激しい時代となる」と展望する常木康弘会長は、構造設計者の地位向上、担い手確保に全力を尽くす覚悟だ。30周年のテーマは「変革―建築構造の未来―」。建築設計界に押し寄せ…

　台風の度重なる来襲や豪雨災害の多発により生命・資産を守る下水道整備が急務となっている。「２０１９近畿の下水道企画」では国土交通省水管理・国土保全局の植松龍二下水道部長の寄稿と、日本下水道事業団西日本本部の三宮武副本部長近畿総合事務所長のインタビューを通じ下水道施策を探ると共に近畿各府県の事業を紹介する。

　三井不動産が埼玉県川口市で建設を進めていた「三井不動産ロジスティクスパーク川口Ｉ（ＭＦＬＰ川口Ｉ）」が完成し、きょう２９日に竣工式が開かれる。三井不動産の先進的な物流施設開発の一環として計画され、錢高組の設計・施工により高品質な仕上がりを実現。今後、広域・地域の双方における配送拠点としての活用が期待される。 ■建築概要■ ■工事名称：（仮称）三井不動産ロジスティクスパーク川口I新築工事 ■所在地…

　株式会社ヨドバシホールディングスと株式会社ヨドバシ建物が大阪市北区大深町で建設を進めていた「ヨドバシ梅田タワー」が完成した。大阪・梅田地区の一層の活性化に貢献していくことになる。五洋建設株式会社が設計・施工を担当し、高品質な商業・ホテル高層建築物を完成させた。 ◇建築概要◇ ◇事業主＝株式会社ヨドバシホールディングス、株式会社ヨドバシ建物 ◇設計・監理＝五洋建設株式会社 ◇施工＝五洋建設株式会社…

　太平電業が、広島市安佐南区のひろしま西風新都に建設を進めてきた「西風新都バイオマス発電所」が完成、26日に営業運転を開始した。木質チップを燃料とした発電所で定格出力は7100キロワット。広島市が推進する低炭素都市づくり、林業をはじめとした地域の産業と雇用の創出に貢献していく。建設地は広島市安佐南区伴西5（西風新都奥畑地区産業団地内）、タービン建屋、倉庫、管理棟ほか外構工事、プラント基礎工事の土木…

　関西圏では2025年日本国際博覧会（大阪・関西万博）の開催が決定し、インフラ整備や都市開発も動き出しつつある中で、建設廃棄物全体の再資源化・縮減率の強化・維持が大きな課題になりつつある。「2019年関西の循環型社会形成企画」では大阪府都市整備部事業管理室技術管理課技術力強化グループの德光勉課長補佐に大阪府の建設リサイクルの現状と展望を聞くとともに、大阪・関西万博で実現を目指す持続可能性実践策の提…

　横浜岡田屋を中心とするコンソーシアム企業の新港ふ頭客船ターミナルが工事を進めていた、横浜市との公民連携事業「ＹＯＫＯＨＡＭＡ　ＨＡＭＭＥＲＨＥＡＤ」が完成し、きょう１０月２５日竣工式が開かれる。客船ターミナル、「食」をテーマとした体験型の商業施設、海を間近で感じられる宿泊施設（３１日開業）で構成する複合施設で、新港地区のにぎわい創出を図る。設計・監理を梓設計、施工を五洋建設が担当した。 ◆建築概…

　長谷工グループの総合地所が東京都港区麻布十番の麻布十番温泉跡地で建設を進めていた「ルネ麻布十番ビル」が完成した。ホテルと店舗で構成される複合施設で、〝世界中から人と情報と機会が集まる場〟として刺激にあふれたゲストエクスペリエンスが提供される。基本設計・デザイン監修をＡ．Ａ．Ｅ．一級建築士事務所、実施設計・監理、施工を長谷工コーポレーションがそれぞれ担当した。 ■建築概要■ ■工事名称：（仮称）麻…

　四国地方整備局が中筋川総合開発事業の一環として洪水調節や流水の正常な機能の維持、水道用水の供給を目的に建設を進めている横瀬川ダムの本体建設工事が概ね完了し、試験湛水が開始された。ダム本体の安定性や設備の正常な動作などを確認し、2019年度内に完成する。 ■ダム諸元■ ■位置：（左岸）高知県宿毛市山奈町山田、（右岸）高知県宿毛市山奈町山田 ■型式：重力式コンクリート ■堤頂標高：EL.152.5m…

　日本GLPが、神戸市東灘区の六甲アイランドで建設を進めていた「GLP六甲Ⅲ」が待望の竣工を迎えた。六甲アイランド北ICに近接し、大阪や神戸へのアクセス性に優れるほか、将来的に大阪湾岸道路の西伸により、さらなる輸送ポテンシャルの向上が見込まれる。施設にはアパレル商品のサードパーティー・ロジスティクス（3PL）企業である水岩運送が入居する。構造監修をデロイトトーマツPRS、意匠・構造・設備設計と施工…