特集
2017年11月14日
建設業の労働災害発生件数は長期的に減少傾向が続いているものの、依然として全産業の中で高い割合を占めている。労働災害の撲滅は建設業界全体の悲願であり、企業にとっても経営目標の一つに挙げられている。死亡事故の中で墜落・転落に次いで2番目に多いのが交通事故。事故を起こせば会社のイメージや信用の低下につながり、会社経営に大きく影響する。移動中の安全運転はもちろんだが、交通事故が起きにくい環境整備も不可欠…
2017年11月14日
関西地質調査業協会が創立60周年を迎えた。15日には大阪市北区で記念式典と祝賀会を行う。設立以来、関西の発展や安全・安心を確保するためのインフラ整備に貢献してきた。目に見えない地盤を調査するだけに、高い技術力と専門性が求められる。今後の技術開発や技術者の育成、業務の重要性の周知などへの取り組みも期待される。60周年を契機に、これからの地質調査業のあり方や課題、未来に向けた展望について、井上智夫近…
2017年11月13日
東北中央自動車道路(福島大笹生IC~米沢北IC)11月4日供用開始
福島県相馬市から秋田県横手市に至る東北中央自動車道路(総延長268km)のうち、新たに福島市内の福島大笹生ICから山形県米沢市内の米沢北ICに至る延長35.6kmが4日午後、開通した。両都市間の移動時間を約20分短縮する道路線は、東北地方最長の栗子トンネル(8972m)などを備え、冬季に通行難所と化す国道13号線のバイパスも果たす。
2017年11月13日
旭化成不動産レジデンスが東京都荒川区で建設を進めていた分譲マンション「アトラス日暮里イーストレジデンス」が完成した。同社が展開する都市型マンションブランド「ATLAS(アトラス)」シリーズのコンセプトを体現する建物として、落ち着きを感じさせながらスタイリッシュな仕上がりとなっている。JR山手線の日暮里駅エリアに集積する同シリーズの他物件とともに、新たな都心住宅地を形成する。設計・監理は核建築設計…
2017年11月10日
11月11日は「公共建築の日」。建物の基本的な構造を象徴する4本の柱をイメージして、2003(平成15)年に定められた。公共建築の代表格、国会議事堂の完成年月が昭和11年11月であることにも由来しており、毎年11月は「公共建築月間」となっている。「公共建築の日」「公共建築月間」を契機に、ことしも全国各地でさまざまな催しものが予定されている。
2017年11月9日
京王電鉄が東京都港区で建設していたホテル「京王プレッソイン浜松町」が完成し、きょう竣工式が行われる。同社グループが展開する京王プレッソインチェーンの中でも指折りの大型ホテルで、使い勝手にこだわった339室を配置。国内外のビジネス・観光客の利用が期待できる東京都心にありながら、周囲の街並みにマッチした落ち着いたたたずまいを見せる。設計・施工は前田建設が担当。いよいよ12月20日にはオープンを迎える…
2017年11月6日
千葉県香取市で建設が進められていた「千葉県香取合同庁舎」が完成した。千葉県が東日本大震災による被害や老朽化で対応が急がれていた香取地域の県施設を集約したもので、今後進める出先機関の合同庁舎化のリーディングプロジェクトとなる。新庁舎は防災活動拠点として、また佐原駅に隣接する立地を活かした新たなまちづくりの起爆剤としても期待されている施設だ。設計をアール・アイ・エー、施工を阿部・石井JVが担当。洗練…
2017年11月2日
医療法人社団健育会が藤沢市が掲げる「健康と文化の森」で建設を進めていた湘南慶育病院が完成し、4日に落成式を迎える。230床の病床を備え、二次救急に対応するほか、慢性期の療養や、回復期のリハビリテーションとして高齢化が進む藤沢市西北部エリアの医療を担う。また、隣接する慶應義塾大学の看護医療学部とも連携し、両者の持つ知見を生かした看護および介護・医療に関する教育研究連携や訪問看護などの地域医療サービ…
2017年11月1日
毎年11月5日は「津波防災の日」。東日本大震災を教訓とした「津波対策の推進に関する法律」が11年6月に制定された際、同日を「津波防災の日」に定めた。これは、嘉永7(1854)年11月5日の安政南海地震(M8・4)で和歌山県を津波が襲った際に、収穫したばかりの穂を積み上げた「稲むら」に火を放って、暗闇の中で逃げ遅れた村人を高台に避難誘導して多くの人命を救った「稲むらの火」の逸話にちなんでいる。 …