特集
2017年3月17日
JR函館駅をバスターミナル側の出口に出ると、最初に視界に飛び込んでくる高層の建物が「キラリス函館」。北海道新幹線の開業に伴い、北海道の玄関口として再び注目を浴びている函館で、赤レンガ倉庫群や函館朝市とともに観光客を出迎える新たなランドマークが17日に誕生する。建物は商業施設や函館市の公益施設が入る低層階と分譲マンションが入る高層階で構成。設計は西松建設北日本支社一級建築士事務所、施工は西松建設札…
2017年3月17日
国土交通省 東北地方整備局 (宮城県内)直轄4河川河口部震災復旧の展開
東北地方整備局が宮城県内で津波被災した4河川河口部の復旧事業を進めている。そのうち石巻市の北上川、東松島市の鳴瀬川、岩沼市と亘理町の阿武隈川では堤防、水門の工事が完成し、仙台市と名取市の名取川でも復旧作業は大詰めとなった。多重防御と街づくり、ハードとソフトを組み合わせた河川防災の展開を紹介する。
2017年3月16日
近い将来発生が予想される南海トラフ地震に備え、市民生活や経済活動を支える港湾・海岸施設の耐震化、津波対策が急務となっている。こうした中、和歌山県では「津波から『逃げ切る!』支援対策プログラム」を策定し、津波避難困難地域の解消に取り組んでいる。加茂年彦港湾空港局長に具体的対策を聞いた。近畿地方整備局和歌山港湾事務所が進めている「和歌山下津港海岸(海南地区)直轄海岸保全施設整備事業」の進ちょく状況も…
2017年3月16日
東京都のほぼ中央に位置する調布市の要衝、京王線調布駅の西側で建設が進められていた電気通信大学100周年キャンパスが完成した。電気通信大学が2018年の創立100周年に向けた「UECビジョン2018」の取り組みの一つとして計画したもので、共同研究施設棟と2棟の学生宿舎、職員宿舎を整備した。三菱倉庫を代表とするグループがそのノウハウを活かして建設・運営を行う官民連携事業で、今後40年にわたり運営して…
2017年3月10日
東京都世田谷区の日本大学文理学部キャンパスで建設が進められていた本館が竣工した。本館は社会系4学科、理学系3学科の研究施設、510人収容可能なセンターホール、学生同士がお互いに議論を進めながら学習できる「ラーニングコモンズ」などで構成。日本大学の教育理念「自主創造」を体現した新しい文理学部のシンボルとなり、学生や教職員の活発な交流、活動を生み出す中核拠点としての役割が期待されている。設計はNTT…
2017年3月10日
日本大学櫻丘高等学校(東京都世田谷区)の第2期キャンパス整備事業の初弾となる生徒会館・体育館が竣工した。日本大学の「自主創造」という教育理念に基づき、生徒が将来の夢に向かって自ら思考、学習できる教育環境と、前回の東京オリンピックで女子バレーボールチームの練習会場となった歴史を継承し充実したスポーツ環境を実現している。設計は安井建築設計事務所、監理は日本大学本部管財部営繕課、施工はフジタが手掛けた…
2017年3月6日
芝浦工業大学(五十嵐久也理事長)が、豊洲キャンパスに建設を進めていた製図室棟「アーキテクチャープラザ」が完成し、2月27日に竣工式が行われた。2017年4月の建築学部建築学科開設に合わせた教育環境の整備事業の一環であり、4年間を豊洲キャンパスで過ごす建築学部生の能動的な学びを支援する。90年の歴史と伝統を誇る芝浦工業大学の建築教育が基礎となる建築学部は、生活環境、都市などにおけるさまざまな問題に…
2017年3月3日
ドイツの総合医療機器サプライヤー、ビー・ブラウンエースクラップの日本法人が栃木県栃木市で建設を進めていた新工場が完成した。機能性と環境性能を兼ね備えた最新医療機器工場として地域経済に貢献しながら、世界に約50カ所ある同社製造工場の主要拠点として国内はもとより海外の医療現場を支える施設だ。設計・施工を東洋建設が担当し無事故・無災害できょう3日完成式典を迎える。 【建築概要】 ■工事名称/ビー・ブラ…
2017年3月3日
「大阪国際がんセンター」が大阪市中央区に完成した。地方独立行政法人大阪府立病院機構が老朽化・狭あい化していた「大阪府立成人病センター」の移転・新築をPFIで計画し、設計監理・施工・維持管理・利便サービスを担う株式会社大阪メディカルサポートPFIが建設していたプロジェクト。移転に合わせて名称も変更した。竹中工務店はこのPFI事業で初の代表企業を務めている。規模はRC造一部S造地下2階地上13階延べ…
2017年2月28日
関西では今、2025年の万国博覧会誘致をはじめ、リニア中央新幹線や北陸新幹線の大阪延伸、大阪湾岸道路西伸部といったプロジェクトに注目が集まっている。しかし、これらの投資が十分に効果を発現するためには、既存インフラとの有機的な連携が不可欠であり、それには膨大なインフラストックを計画的に維持管理・更新し、後世に引き継いでいく必要がある。こうした視点から、本年度の「関西のインフラ構造物維持管理・更新企…