特集
2025年2月12日
高度経済成長期以降に集中整備されたインフラの老朽化に起因する事故が全国で起きている。建築や社会資本など既存構造物のストックが積み上がる中、施設の不具合が生じる前に定期点検と対策を講じる予防保全型メンテナンスへの転換を急ぐ必要がある。建設産業に期待される役割もますます高まるだろう。適切な維持管理を行う上で重要なプレーヤーであるインハウスエンジニアの在り方やマンションストックへの対応、最新技術を取り…
2025年2月10日
徳島文理大学高松駅キャンパス完成/建築施工は西松建設、設備は四電工
学校法人村崎学園が学園創立130周年記念事業の一環として、高松市に建設していた徳島文理大学高松駅キャンパスが完成した。香川県さぬき市にあった香川キャンパスを全面移転。理工学部や文学部など5学部10学科3研究科の教室、研究施設、図書館、食堂などを備える。JR高松駅近接の都市型キャンパスとして4月に開学する。設計・監理は教育施設研究所、施工は建築工事を西松建設、設備工事を四電工が担当した。
2025年2月7日
国道4号箱堤交差点、2月8日立体部に切り替え/渋滞緩和、事故防止に大きな効果
仙台市東部を南北に貫く国道4号の「箱堤交差点」立体化工事が間もなく完了する。東北で最も交通量の多い交差点で、慢性化する交通渋滞の緩和や事故防止を目的に、東北地方整備局仙台河川国道事務所が所管する「国道4号仙台拡幅」事業(延長6・0キロ)の一部として、仙台市若林区卸町~宮城野区苦竹区間(1・4キロ)を改良。2月8日午前5時から箱堤交差点の立体部に交通が切り替わり、より快適で安全な交通体系へと生まれ…
2025年2月4日
吉野川水系行川本川砂防堰堤が完成/技術協力、設計協力、施工は青木あすなろ建設
国土交通省四国地方整備局が進めてきた「令和3-5年度吉野川水系行川本川砂防堰堤工事」が完成した。同局の河川・砂防事業で初となるECIの技術提案・交渉方式(技術協力・施工タイプ)を採用。青木あすなろ建設が技術協力業務、設計協力、施工を担当し、高い技術力と創意工夫を結集して早期完成に導いた。
2025年1月30日
日本毛織と住友商事が建設を進めていたテナントオフィスビル「八重洲通フィルテラス」が完成した。東京駅徒歩圏内の八重洲通り沿いに立地し、約178坪の無柱執務空間を提供する。高い環境性能を備え、アフターコロナの働き方にも対応。地域に開かれた地上階のパブリック空間が、歴史ある街ににぎわいをもたらす。設計・施工は鹿島が担当した。
2025年1月29日
中外製薬グループ合成原薬製造棟「FJ3」が完成/設計・施工は日揮
中外製薬のグループ会社で、生産を担う中外製薬工業の藤枝工場(静岡県藤枝市)内で建設を進めていた合成原薬製造棟「FJ3」が完成した。同施設は、後期臨床試験用原薬の製造と、初期生産を担う。既存2棟とあわせ、初期臨床開発から初期商用生産までの一貫した自社供給が可能となる。世界水準の生産設備を実装し、革新的な医薬品の提供を目指す。設計・施工はともに日揮が担当した。
2025年1月22日
介護付き有料老人ホーム「プレザングラン洗足」完成/施工は鉄建建設
合同会社OWEN(東京都千代田区、傳田雄士代表)が東京都品川区で建設を進めていた介護付き有料老人ホーム「プレザングラン洗足」が完成した。閑静なエリアで行った施設づくりでは、入居者が日々の生活を楽しめるさまざまな工夫を取り入れるほか、介護スタッフの労働環境にも配慮した。2月1日に開業する施設の設計は井上穰建築デザイン研究所、施工は鉄建建設が担当した。
2025年1月17日
西新宿五丁目中央南地区市街地再開発事業パークタワー西新宿完成/設計・施工は熊谷組
西新宿五丁目中央南地区市街地再開発組合(今井信行理事長)が東京都新宿区で建設を進めていた「パークタワー西新宿」が完成した。「新宿副都心に隣接する複合市街地にふさわしい都心居住を中心にした安心、安全、にぎわいの創出」をテーマに計画された地上40階建ての住宅棟と商業・業務・保育所からなる複合施設で、市街地形成による定住人口増加を図るとともに安心して子育てできる環境が整えられた。参加組合員として三井不…
2025年1月17日
イオンタウン(千葉市美浜区、加藤久誠社長)が広島市佐伯区で建設を進めてきた「イオンタウン楽々園」が完成し、昨年12月6日にオープンした。延べ2万m2を超える施設には70を超える専門店が軒を連ねる。かつてあったショッピングタウンの歴史も引き継ぎながら、地域で暮らす人たちの生活に彩りを添え、交流できる新しいコミュニティー拠点として愛され続けることを目指している。建物の設計・監理は大木建設、施工は大木…
2025年1月16日
1日に能登半島地震の発生から1年、17日に阪神・淡路大震災の発生から30年を迎えた。わが国は幾度となく自然災害に見舞われ、多くの生命や財産を失ってきた。われわれは過去の被災から学び、経験を生かし、近い将来に発生が予想される南海トラフ巨大地震に備えていかなければいけない。本企画では、2024年11月7日に関西ライフライン研究会が建設技術展近畿2024(大阪市)で開催した地震防災フォーラム「上下一体…