特集
2021年10月25日
東京都が2018年度から改築を進めていた都立豊島高等学校の新校舎が完成した。1971~73年度に建設された旧校舎は、築後40年以上が経過し、老朽化が進行。加えて、建築基準の改正などに伴い支障が出ていたことから全面的な建て替えとなった。新校舎は教室棟、管理棟、体育館で構成され、授業の多様化に対応するとともに生徒の自発的な学習を促す空間を実現している。設計は横河建築設計事務所、建築工事は戸田建設が担…
2021年10月22日
関西では今後、2025年日本国際博覧会の会場建設や関連インフラ整備が加速する。建設投資の拡大で建設副産物も増える。ただリサイクルの取り組みが進展し、最終処分量は以前と比べ大幅に減少した。それでもすべてを再生することは不可能で、産業活動を支える、最終処分できる場所が必要になる。その大きな受け皿が大阪湾広域臨海環境整備センター(大阪湾フェニックスセンター)の処分場だ。「2021年関西の循環型社会形成…
2021年10月20日
区分所有オフィスを主軸に資産形成コンサルティングを行うボルテックス(東京都千代田区、宮沢文彦社長)と中国の不動産デベロッパーの旭輝集団(CIFIグループ)が共同出資でSPC(特定目的会社)を組成し、東京・銀座で開発を進めていた商業ビル「GIRAC GINZA(ジラク ギンザ)」が完成した。銀座6丁目の新しいシンボルとなるような、ガラスと外壁パネルを市松模様状に配置した視認性の高い外観デザインが特…
2021年10月15日
国立印刷局がPFI事業として東京都北区で整備を進めていた赤羽宿舎が完成した。建物はA・B・Cの3棟構成で、居室数は独身者用、単身者用、世帯用あわせ計277戸。立体駐車場も備えている。本事業の実施に当たってはBTO(建設、移管、運営)方式を導入。事業代表企業の大成ユーレックが設計と施工、浦野設計が工事監理をそれぞれ担当し、引き渡し後は所有権を印刷局に移管し、大成有楽不動産が事業期間の2032年3月…
2021年10月15日
当たり前のように見えていた日常の風景が新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)で一変した。デジタル技術の活用などにより、ニューノーマル(新常態)といった流れが加速し、人々の暮らしや社会・経済をより良いものへと変革するDX(デジタルトランスフォーメーション)の取り組みが広がる。 「0」「1」ですべてを表現するコンピューターの世界と現実世界が混じり合い、窓の外には従来の概念や価値観とは異なる景…
2021年10月14日
武蔵野大学が東京都江東区で建設していた有明キャンパス5号館が9月、竣工した。2020年4月に完成した有明キャンパス6号館とともに、教育・研究活動の充実化をけん引する。同大学は21年度から日本初の起業家精神を育成する「アントレプレナーシップ学部」を設置した。さらに、AI活用、SDGs(持続可能な開発目標)を必修科目とする全学共通基礎課程「武蔵野INITIAL」をスタートし、24年の創立100周年、…
2021年10月14日
1872(明治5)年10月14日、新橋~横浜間でわが国初の鉄道が開業した。この日にちなんだ「鉄道の日」は今年で28回目となり、各地でさまざまなイベントが感染症防止対策を講じながら行われる。延伸事業の決まったひたちなか海浜鉄道や、首都圏大手民鉄各社の本年度設備投資計画を紹介する。
2021年10月11日
堺市が市役所の隣接地に建設を進めていた「堺保健センター・市役所立体駐車場」が完成、10月11日に開所を迎える。健康支援と駐車サービスの拠点が機能を始動。設計は東畑建築事務所、監理は匠設計が担当。大末建設・丸末JVらが行政機能や商業・業務機能が集積し、通行する市民や通過交通も多い施工環境の中、複合化した公共建築物に求められる品質を確保しながら効率的に工事を進め、無事完成を迎えた。 ■建築概要■ ■…
2021年10月11日
「おおらか」にして「雅び」強く貫く「力」あり、凛と立つ「梓の木」。 75年前、創設者清田はその木に建築に対する熱い思いを重ね合わせ事務所名としました。 創設以来常に新しいことに挑戦し、その次代その次代で求められる最適な建築を追求してきました。次の時代にも、梓の木のごとく強い新年で取り組んで参ります。
2021年10月8日
全国に張り巡らされた鉄道網は旅客・貨物輸送の大動脈として地域間の交流や観光、企業立地の促進などなくてはならない存在となっている。特に関西では2025年の国際博覧会(大阪・関西万博)開催を控え、輸送力の強化や駅機能の改善が求められる。関西の鉄道企画ではJR西日本大阪工事事務所の石原利信所長にインタビューし、うめきた地区で整備が進む東海道線支線の地下化や新駅の進捗(しんちょく)状況などを聞いたほか、…