特集
2021年1月7日
2020年の新型コロナウイルス感染症拡大を受け、東京一極集中の弊害が改めて認識され、地方回帰へ向けた動きが出てきた。その受け皿となるべく、魅力向上につながる社会資本整備が各地域の課題になっている。埼玉、栃木、群馬、長野の4県では中心市街地の再生や雇用拡大のための新規産業団地計画などが活発化している。新たな街づくりの動向を概観する。
2021年1月7日
千葉、茨城の東関東2県では、ターミナル駅を中心に駅周辺の再開発が活発化している。早くから開発が進んだ路線では古くなった都市機能の再編、比較的新しい鉄道網ではさらに周辺へ開発を広げるためと、それぞれの駅により事情はさまざまだが、いずれも駅周辺の活性化を目指して施策を展開している。東関東の大動脈である常磐線、総武線、つくばエクスプレスの3路線沿線で本格化する街づくりの胎動をお伝えしよう。
2021年1月7日
昨年の九州地方は、新型コロナの世界的な流行に追い打ちを掛けるように豪雨被害にも見舞われた。安全で安心して暮らせる地域づくりへ災害からの復旧・復興を加速させながら、国土強靱化への歩みを加速させる必要がある。新春企画として九州地方整備局の村山一弥局長にポストコロナも見据えたインフラ整備の在り方を語っていただき、合わせて2021年に進捗(しんちょく)が見込まれる主要事業を展望する。
2021年1月6日
世界的パンデミックの影響で1年延びた東京オリンピック・パラリンピックの開催も予定され、ウィズコロナ、アフターコロナを見据えた経済再生の動きが注目を集めている。民間設備投資の冷え込みが懸念される中、神奈川県内では複数の国家的プロジェクトが動きだしている。横浜市では昨年12月、IR(統合型リゾート)の事業者選定に向けた実施方針案をまとめた。公募スケジュールなどは未定だが2020年代後半の開業を目指す…
2021年1月5日
近年、わが国は訪日外国人旅行者(インバウンド)による需要拡大にわく一方で、巨大化・頻発化する災害に疲弊していた。2020年はコロナ禍が世界を襲い、わが国・関西圏も感染症対策に奔走、経済活動の低下を受け入れざる得ない事態に至った。21年。感染症対策は続き、災害に立ち向かことになろう。政府は防災・減災、国土強靱化に向けた新たな5カ年計画の推進を決めた。対策をさらに積み重ね、国土は「進化」する。大阪・…
2020年12月25日
国立大学法人千葉大学が建設していた同大医学部附属病院中央診療棟が完成した。2021年1月から同施設での診療が開始される。集中治療センター、救命救急センター、放射線部門MRリニアックシステムなどが内包され、検査・治療時に患者がリラックスできる環境照明などを導入している。設計は久米設計。建築工事を鹿島、電気設備工事を東光電気工事、HEXELWorks、機械設備工事を三機工業が担当した。 ◇工事件名:…
2020年12月24日
東京工業大学が大岡山キャンパス正門付近で建設を進めていた国際交流施設「Hisao&Hiroko Taki Plaza」が完成した。本施設はぐるなび創業者で、同学の卒業生の滝久雄氏による約30億円の個人寄付により実現した。地上3階・地下2階の建物は、イベントスペースやグループ学習スペース、グローバルラウンジなどで構成。オープン後は学生たちが施設運営や活用方法について検討し、さまざまな人との交流によ…
2020年12月24日
建設業が抱える問題解決の一手段といわれる建設ICT。人手不足の解消や業務効率の向上、利益創出につながるとの期待から本格的な動きが加速している。DX(デジタルトランスフォーメーション)や、生産性向上策「i-Construction」など行政や民間の取り組みを、「加速する建設ICT特集」としてまとめた。
2020年12月23日
和歌山県立医科大学が2021年4月の開設に向けて、19年1月から和歌山市の中心市街地に建設を進めてきた薬学部キャンパスが待望の竣工を迎えた。県内で薬剤師を育成・確保する新拠点として、創薬研究の活性化など地域医療への貢献が大きく期待される。施設の建築工事を手掛けた東急建設・小池組JVは、地下水対策などに万全を期すとともに、現場作業員が一丸となって安全・工程管理に努め、高品質な建物を無事完成させた。 …
2020年12月23日
名神高速道路や中国自動車道への依存度が高い近畿の高速道路ネットワーク。ダブルネットワークを実現する新名神高速道路も順次開通しているが、ミッシングリンクがあるためにその機能が十分に発揮できていない。近畿地方の活性化を後押しするためにも、早期の高速道路整備が期待される。2020年度の近畿の道路企画では、近畿地方の高速道路ネットワーク整備を手掛ける西日本高速道路会社関西支社の諸富正和建設事業部長に高速…