特集
2020年12月18日
新型コロナウイルスの感染拡大が止まらない。 この大きな脅威に、私たちの暮らしは変化を余儀なくされ、新しい日常を模索する毎日となった。図らずも、下水道事業が私たちの暮らしを守るエッセンシャルワークとして脚光を浴びることにもなったが、人口減少、ニーズの多様化など、下水道を取り巻く環境は厳しい状態が続く。真に必要な社会インフラに携わる企業・団体や、行政施策を紹介する。
2020年12月17日
経済拡大傾向が続いていた建設産業の海外展開は、新型コロナウイルス感染症の世界的な流行によりペースダウンを余儀なくされた。現在も多くの国で渡航制限が設けられているが、日本企業の海外事業への意欲は、コロナ禍後を見据え高い状態で保たれている。政府も今月、2025年までに年間受注額目標を34兆円とする新しいインフラ輸出戦略を決定。脱炭素化やデジタル化といったニーズに対応しながら「売り切り」型から建設後の…
2020年12月11日
東京都江東区で医療法人社団清湘会が整備を進めていた東砂病院が完成した。入院病床と外来維持透析施設を持つ病院として腎臓病疾患を中心にさまざまな医療を提供する。免震構造の採用や空調熱源の二重化など、災害時病院機能を維持できるよう高い防災対応力を備えている。12月12日には竣工式典が行われる。設計を松田平田設計、施工を松井建設が担当した。 ■建築概要■ ■工事名称:(仮称)清湘会東砂クリニック新築計画…
2020年12月11日
ダムは、私たちの豊かで安全・安心な暮らしや都市・居住地を、近年の激甚化・頻発化する自然災害から守るだけでなく、再生可能エネルギー源として再び脚光を浴びている。国内での新規市場は減少著しいが、再開発や改造ニーズは増加。海外にはダム建設を計画する国・地域が多く、優れたダム建設技術を通じた質の高いインフラの輸出の増加に期待がかかる。日本大ダム会議の杉山弘泰会長(電源開発取締役副社長執行役員再生可能エネ…
2020年12月10日
思いもよらなかった新型コロナウイルス感染症の流行。人々の行動やライフスタイル、働き方が大きく変化し、インフラ整備や都市開発にもコロナ禍後を見据えながらSDGs(持続可能な開発目標)の達成、社会・経済の継続的な成長を可能とする新たな取り組みが求められている。識者、発注者へのインタビュー、首都圏での大規模プロジェクトを通して今後の都市像を探る。
2020年12月7日
日本GLPが神奈川県平塚市のツインシティ大神地区内で建設を進めていた「GLP平塚Ⅰ」が完成した。東名高速道路厚木IC、新東名高速道路厚木南ICに近く都心や中部、近畿圏へのアクセスにも優れた物流拠点として誕生した施設。1、2階へのトラックバース設置やフレキシブルな倉庫空間、高度な耐震性、BCP対策など高い機能を持っているほか、大型シーリングファンや上質なインテリアなど庫内の労働環境の向上を図ってい…
2020年12月7日
株式会社福井銀行(林正博頭取)が福井市内で建設を進めていた新しい本店ビルが完成し、きょう7日に待望のグランドオープンを迎える。地域に長年親しまれてきた本店ビルを建て替えたもので、新しい本店ビルは「地域をつなぎ、未来を創る」をメインコンセプトとし、地場産業である織物の「紡ぐ」をイメージした外観デザインが特徴。地域経済の拠点であり、大規模災害に備えた基礎免震構造など最新の防災・減災機能が取り入れられ…
2020年12月1日
大阪府が茨木市で建設を進めている安威川ダムの定礎式が11月14日、関係者を集めダムサイトで開かれた。工事の進捗を祝うとともに、礎石を埋納し今後の工事の安全と早期完成、永年安泰を祈念。2022年春にダム停滞の完成を予定、試験湛水を始める。 ■ダム計画概要■ ■事業主体/大阪府 ■水系/淀川水系安威川 ■位置/茨木市生保・安威・大門寺地先 ■事業用地面積/約142ha ■ダム型式/中央コア型ロックフ…
2020年11月30日
四季折々の豊かな自然と国土の中央に位置する恵まれた条件を生かし、中部地方は、わが国を代表する産業集積地となった。それだけに、大規模災害が発生し、中部地方が痛手を受ければ、日本全体の社会経済に大きな影響を与える。近年、全国で多発している豪雨災害、懸念される南海トラフ巨大地震の脅威は、中部地方にも確実に押し寄せている。官民が連携、情報を共有して脅威と真摯に向き合い、地域力を強靱化することは、日本の発…
2020年11月30日
都心部を中心に開発ラッシュが続く大阪市。来月にはJR大阪駅北側の「うめきた2期地区開発」が着工し、中之島や淀屋橋地区などでも大規模な再開発事業が計画される。リニア中央新幹線が乗り入れる新大阪駅周辺や大規模な未利用地が残る大阪城東部地区では新たなまちづくりが検討されるなど今後の動向に注目が集まる。